トップが語る経営戦略

Q1 就活やインバウンドの売上の状況について教えてください。

A12016年3月期の洋服の青山における就活売上は、上期前期比138%、下期前期比105%、通期で前期比112%と大きく伸長しました。これは、大学生協や専門学校など提携学校数の増加や着こなし講座の開催などを継続的に実施したことに加え、「EXILE TRIBE」の岩田剛典(いわた たかのり)さんを起用したCMの反響が高かったことなどが要因だと考えています。

また、インバウンドにつきましても、市場の増加に合わせ、洋服の青山とTSC合わせた売上は総額16億円と計画通り順調に増加しました。

Q2 法人提携の進捗について教えてください。

A22016年3月期の法人提携社数は3月末で287社(前期末比59社増)となりました。提携先は金融、メーカー、生協など幅広く拡大し、提携先従業員の来店売上も順調に推移しました。

「n♥line by nozomi 」のスーツを着た佐々木希さん

Q3 レディス売上の状況と今期の計画について教えてください。

A32016年3月期のレディス売上は、前期比116%の274億円と、計画260億円を大きくクリアしました。これは、レディス売上アップのために、売場環境の整備、女性販売員の採用・教育、制度改革等を実施したこともあり、ターゲットとしている、就活、キャリア、フォーマルがそれぞれ好調に推移した結果だと考えています。

2017年3月期につきましては、売上計画300億円の達成に向け、引き続き売場環境整備や人材教育、品揃え強化に取組んでいきます。

ホワイト ザ・スーツカンパニー 新宿店

ホワイト ザ・スーツカンパニー 新宿店

ユニバーサル ランゲージ メジャーズ 渋谷神南店

ユニバーサル ランゲージ メジャーズ 渋谷神南店

Q4 「洋服の青山業態」や「ザ・スーツカンパニー業態」の新たな出店立地や新業態について教えてください。

A42016年3月期の洋服の青山については引き続きショッピングセンター内や駅前小型店を中心とした着実な出店、移転等を実施するなどマーケットシェア拡大を図りました。TSCについては、青山商事初となるレディス専門店「ホワイト ザ・スーツカンパニー」を立ち上げ、前期に2店舗出店しました。また、「ユニバーサル ランゲージ」の新業態として、カスタムオーダー主体の新しいショップ「ユニバーサル ランゲージ メジャーズ」を立ち上げ、前期に2店舗出店しました。今後も都心を中心に積極的な出店を進めていきます。

ミスターミニット青葉台東急店

ミスターミニット青葉台東急店

Q5 2015年12月に完全子会社化したミニット・アジア・パシフィック(株)の事業内容について教えてください。

A5ミスターミニットは1957年にベルギーで創業し世界に拡大し、日本には1972年に展開しました。その後2006年にアジア太平洋地域が日本を本社とし、ミニット・アジア・パシフィック株式会社として独立しました。現在は日本を中心に、オーストラリア・ニュージーランド・シンガポール・マレーシア・中国に577店舗展開し(2016年3月末時点)、靴修理や合鍵作成だけではなく、時計やスマートフォンの修理や刻印サービスなど、身の回りのモノに対する様々なサービスを提供しています。

ミスターミニット、ロゴ

Q6 同社の国内戦略について教えてください。

A6「提供サービスの多角化」に取り組みます。日本では長年靴修理と合鍵サービス中心の展開でしたが、2年前から靴磨きサービスや靴のサイズ調整サービスを開始したことで、非常に多くの女性にもご利用頂けるようになりました。そして、オーダーインソールの作成等にもサービスを拡大し、「靴に関わる問題ならばすべてミスターミニットで解決できる」というポジションを構築しています。また、現在では時計やスマートフォンの修理などへも拡大しております。今後は、「身の回りのモノを長く・便利に・自由に使える社会を創る。」という企業ビジョンの実現に向け、更にサービスを拡大し、お客様にとってより価値のある店舗サービスを実現します。

Q7 同社の海外戦略について教えてください。

A7オーストラリア・ニュージーランドについては、高評価を頂いているフランチャイズ制度にて、スマートフォンの修理など日本と同様に身の回りのモノに関するサービスを更に拡充させていきます。

東南アジアについては、オーストラリア・ニュージーランドで培ったノウハウやリソースを横展開し、現在運営している国々から、タイなどの他の国への展開を計画しています。

東アジアについても既に事業展開済みの中国だけではなく、過去に展開していた韓国や台湾にも大きなビジネスチャンスがあると考えています。

Q8 どのようなシナジーを考えていますか。

A8特にマーケティングと店舗開発において大きなシナジー効果があると考えています。靴修理は、就職活動や新社会人になる際に初めて利用することが多く、その層における青山商事の強力な顧客基盤にアクセスできるようになることは今後の利用者拡大を図る上で非常に魅力的です。実際に青山商事の店頭での割引券の配布や、就職活動生向けの靴のお手入れセミナーの協同開催などを既に実施しています。

出店については、青山商事の既存店にミスターミニットのサービスを導入することで、当社にとってはサービス提供拠点の拡大に繋がり、青山商事にとっては女性ユーザーの開拓やスーツ周辺商品である靴の強化に繋がることで、双方にとってメリットの大きい取り組みであると考えています。

(株)WTW AOYAMA店

(株)WTW AOYAMA店

Q9 2016年4月に完全子会社化した(株)WTWについて教えてください。

A9(株)WTWは、(株)バルスが2011年2月に立ち上げたブランドで、「URBAN.SURF.NATURAL」をコンセプトとする雑貨・インテリアショップを5店舗展開しています。

今回の子会社化は、当社の中期経営計画のビジョンであります事業領域の拡大の一環として、同社が有する雑貨・インテリア小売分野における高い「ブランド力」、「商品開発力」に、当社の「店舗開発力」、「アパレル小売のノウハウ」等を加え、WTWのさらなる事業拡大を図ることで、今後の当社グループの利益に寄与すると判断したためであります。同時に、WTWの高いブランド力、商品開発力といった雑貨・インテリア小売分野の経営資源・ノウハウを当社に取込み、当社の強みと融合させていくことで、当社グループにおける新たな事業展開も可能となります。