株主の皆様へ

青山 理

株主の皆様におかれましては、日頃より青山商事グループに対し、格別のご支援を賜り、厚く御礼申しあげます。
2018年4月に新たにスタートした中期経営計画「CHALLNGE Ⅱ 2020」は、「変革と創造」をキーワードに、①コア事業の変革と挑戦②次世代事業の創造と育成③基盤整備による生産性向上④ESGへの取組みを重点方針として、この1年取組んで参りました。しかしながら、オフィスウェアのさらなるカジュアル化や、オーダースーツ等の台頭などからコア事業であるビジネスウェア事業の不振が続き、計画を大きく下回る結果となりました。
この結果を真摯に受け止め、刻々と変化するお客様のニーズや、購買行動の変化等に柔軟に対応し、常に「お客様目線」を第一に業績の挽回に努めて参ります。
株主の皆様におかれましては、今後も一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。

全体の概要

当期の業績について

当期の当社グループの業績は、売上高2,503億(前期比98.2%)、営業利益146億29百万円(前期比71.0%)と残念ながら減収減益となりました。
減収の主な要因は、ビジネスウェア事業の売上高が既存店前年比97.8%、及びカジュアル事業であるアメリカンイーグル事業の既存店前年比が89.8%で終わったことなどによるものです。
また、減益の主な要因は、既存店売上高の不振に加えビジネスウェア事業の粗利率が▲1.1%、カジュアル事業が▲2.3%低下したことなどによるものです。
コア事業であるビジネスウェア事業では、法人提携拡大や、レディスの売上増加などから着実に成長するも、オフィスウェアのカジュアル化や天候不順、災害の影響などにより、メンズ商品の売上が低調に推移する結果となりました。

(単位:百万円)

 

2019年3月期実績

直近計画比増減

前期比増減

セグメント名

売上高

営業利益

売上高

営業利益

売上高

営業利益

ビジネスウェア事業

184,405

13,515

▲1,995

▲905

▲4,322

▲5,549

カジュアル事業

13,608

▲1,390

358

60

▲1,536

▲550

カード事業

5,065

2,088

5

3

160

231

印刷・メディア事業

12,394

133

524

▲2

792

▲148

雑貨販売事業

15,816

621

▲4

21

▲123

▲18

総合リペアサービス事業

12,849

▲481

▲71

9

323

24

その他

10,351

63

▲299

▲47

378

40

連結調整額

▲4,191

79

▲921

489

▲218

7

連結合計

250,300

14,629

▲2,400

▲371

▲4,545

▲5,962

「CHALLENGE Ⅱ 2020」セグメント別計画

今回の中期経営計画「CHALLENGE Ⅱ 2020」の策定にあたっては、先ず当社グループの10年後の目指すべき姿を描きました。10年後はグループ全体売上4,000億円を実現するとともに、ビジネスウェア事業以外の比率を40%まで引き上げ、一本足経営からの脱却を目指していきます。このような方針のもと、今回の中期経営計画「CHALLENGEⅡ 2020」はその実現に向けての基盤作りの3年間と位置づけており、計画の最終年度である2021年3月期には、連結売上高3,000億円、連結営業利益250億円、連結ROE6.3%を達成する計画です。

(単位:百万円)

 

2018年3月期実績

2021年3月期計画

3年増減

セグメント名

売上高

営業利益

売上高

営業利益

売上高

営業利益

ビジネスウェア事業

188,728

19,064

202,500

20,200

+13,772

+1,136

 内 レディス

29,983

-

35,000

-

+5,017

-

 内 法人提携売上

11,103

-

15,000

-

+3,897

-

 内 EC デジタル売上

1,988

-

3,300

-

+1,312

-

カジュアル事業

15,145

▲840

17,100

0

+1,955

840

カード事業

4,905

1,857

5,400

1,800

+495

▲57

印刷・メディア事業

11,602

281

11,500

300

▲102

+19

雑貨販売事業

15,939

639

15,500

500

▲439

▲139

総合リペアサービス事業

12,525

▲506

17,400

1,000

+4,875

+1,506

その他

9,972

22

14,600

700

+4,628

+678

 内 飲食事業

7,996

379

11,400

700

+3,404

+321

新規事業

-

-

19,000

500

+19,000

+500

調整

▲3,973

72

▲3,000

0

+973

▲72

連結合計

254,846

20,591

300,000

25,000

+45,154

+4,409

ROE

5.0%

6.3%

+1.3%

(除くのれん)

5.5%

7.0%

+1.5%

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事業の概況

ビジネスウェア事業 〔青山商事(株)ビジネスウェア事業、ブルーリバース(株)、(株)エム・ディー・エス、(株)栄商、服良(株)、青山洋服商業(上海)有限公司〕

紳士服販売事業 売上高構成比率

「洋服の青山」を中心に、紳士服専門店業界NO.1 の販売実績を誇る当社グループの中核事業です。
当事業の売上高は1,844億5百万円(前期比97.7%)、セグメント利益(営業利益)は135億15百万円(前期比70.9%)となりました。 当事業の中核部門であります青山商事(株)のビジネスウェア事業につきましては、「洋服の青山」14店舗(内移転6店舗、建替1店舗)及び「ザ・スーツカンパニー」5店舗(内移転1店舗)を出店し、非効率な16店舗(「洋服の青山」10店舗、「ザ・スーツカンパニー」2店舗、「ユニバーサルランゲージ」3店舗、「UL OUTLET」1店舗)を閉店いたしました。
商品面では、デサントジャパン(株)との共同開発による“Biz Suit With Sport Function(スーツとスポーツ機能の融合)”をテーマとしたスポーツブランド「デサント」のビジネスウェア(スーツ・コート)や、より快適で機能的なスーツを求める20~30代のヤングビジネスマンに向けた新ブランド「URBAN SETTER(アーバンセッター)」を展開するなど、高機能商品の品揃えを強化いたしました。また、レンタルサービスの拡充を図るため、モーニングコート、タキシードに加え、パーティーウェア及び紳士服専門店大手では初となる、お子様の面接試験や卒園、入学式での着用に最適なレディスフォーマルスーツのレンタルサービスを開始いたしました。
しかしながら、オフィスウェアのさらなるカジュアル化などによる市場環境の変化や、西日本豪雨をはじめとする数々の天候不順や災害の影響などもあり、客数の減少が続き、ビジネスウェア事業の既存店売上高は前期比97.8%となりました。
主力アイテムでありますメンズスーツの販売着数は前期比96.3%の2,048千着、平均販売単価は前期比99.6%の27,187円となりました。

カジュアル事業 〔青山商事(株)カジュアル事業 、(株)イーグルリテイリング〕

カード事業 売上高構成比率

青山商事(株)カジュアル事業は、「キャラジャ」、「リーバイスストア」を、(株)イーグルリテイリングは、米国アメリカンイーグルアウトフィッターズのFC店舗を展開しています。※「キャラジャ」は2019年2月をもって業態解消いたしました。
当事業につきましては、天候不順等の影響による客数減少などにより、売上高は136億8百万円(前期比89.9%)、セグメント損失(営業損失)は13億90百万円(前期はセグメント損失(営業損失)8億40百万円)となりました。

カード事業 〔(株)青山キャピタル〕

カード事業 売上高構成比率

ビジネスウェア事業の販促支援として「AOYAMA カード」等のクレジットカードの発行、管理及びカード会員の獲得を行っています。
当事業につきましては、ショッピング収入の増加などから、売上高は50億65百万円(前期比103.3%)、セグメント利益(営業利益)は20億88百万円(前期比112.5%)となりました。なお、資金につきましては、親会社であります青山商事(株)等からの借入と社債の発行により調達しております。

印刷・メディア事業 〔(株)アスコン〕

商業印刷事業 売上高構成比率

販促支援企業としてチラシやDMなど多様な販促サービスを提供しています。
当事業につきましては、電子販促・販促物の受注増加などから、売上高は123億94百万円(前期比106.8%)となる一方、売上総利益率の低下などから、セグメント利益(営業利益)は1億33百万円(前期比47.2%)となりました。

雑貨販売事業 〔(株)青五〕

雑貨販売事業 売上高構成比率

(株)大創産業のFCとして「ダイソー&アオヤマ100YEN PLAZA」を展開しています。
当事業につきましては、売上高は158億16百万円(前期比99.2%)、セグメント利益(営業利益)は6億21百万円(前期比97.2%)となりました。
なお、2019年2月末の店舗数は114店舗(前期末118店舗)であります。

総合リペアサービス事業 〔(株)ミニット・アジア・パシフィック〕

総合リペアサービス事業 売上高構成比率

アジア太平洋地域において「ミスターミニット」を展開し、消費者に靴修理、鍵複製をはじめとしたサービスを提供しています。
当事業につきましては、出店等により売上高は128億49百万円(前期比102.6%)、セグメント損失(営業損失)は4億81百万円(前期はセグメント損失(営業損失)5億6百万円)となりました。

その他 〔青山商事(株)リユース事業、(株)glob、(株)WTW〕

その他 売上高構成比率

青山商事(株)リユース事業は(株)ゲオが運営するセカンドストリート及びジャンブルストアのFC店舗を、(株)globは(株)物語コーポレーションが運営する「焼肉きんぐ」等のFC店舗を、(株)WTWは雑貨・インテリアを取り扱う「WTW」、「WTW SURFCLUB」を展開しています。 その他の事業につきましては、「焼肉きんぐ」等の出店などから、売上高は103億51百万円(前期比103.8%)、セグメント利益(営業利益)は63百万円(前期比275.4%)となりました。
なお、(株)WTWにおきまして、特別損失にのれん残存分8億94百万円を含む10億51百万円を減損損失として計上しております。

2019年3月31日

代表取締役社長

青山 理