株主の皆様へ

青山 理

株主の皆様におかれましては、日頃より青山商事グループに対し、格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度2015年4月にスタートいたしました3ヶ年中期経営計画「CHALLENGE 2017」の最終年度を終えました。結果といたしましては残念ながら、中核事業であるビジネスウェア事業とカジュアル事業の業績が下振れて推移したことなどから、当初掲げていた計画には届きませんでした。
この3年間で見えてきた課題を整理し、次の新中期経営計画「CHALLENGE Ⅱ 2020」では、引き継いだ課題に加え、事業環境の変化がもたらす新たな課題に対策を打っていきます。スーツ市場の縮小という厳しい環境に立ち向かい、役職員一同心新たに計画達成に邁進し、次なる成長への礎を築き上げていきたいと考えています。
株主の皆様におかれましては、今後も一層のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

全体の概要

当期の業績について

当期の当社グループの業績は、売上高2,548億46百万円(前期比100.8%)、営業利益205億91百万円(前期比101.9%)の増収営業増益となりました。
増収の主な要因は、その他のセグメントに含まれる飲食事業の(株)globの出店及び既存店売上増加などによるものです。営業増益の主な要因は、カジュアル事業における粗利率改善による赤字額縮小及び、カード事業におけるショッピング残高の増加等によるものです。また、コア事業であるビジネスウェア事業では、レディスの売上が好調に推移しましたが、スーツをはじめとしたメンズアイテムの売上が低調に推移したことなどから、既存店売上高は前期比97.5%となりました。
なお当期より、中国の子会社である「青山洋服商業(上海)有限公司」が、中国で展開している「洋服の青山」の業績をビジネスウェア事業として連結に含めています。

(単位:億円)

 

2018年3月期中期経営計画

2018年3月期実績

増減

セグメント名

売上高

営業利益

売上高

営業利益

売上高

営業利益

ビジネスウェア事業

1,905

192

1,887

191

▲18

▲1

 内レディス

300

-

299

-

-

-

カジュアル事業

160

▲5

151

▲8

▲9

▲3

カード事業

49

16

49

18

0

2

印刷・メディア事業

112

2

116

3

4

1

雑貨販売事業

161

6

159

6

▲2

0

総合リペアサービス事業

128

▲3

125

▲5

▲3

▲2

その他

102

2

100

0

▲2

▲2

連結調整額

▲30

0

▲39

0

▲9

0

連結合計

2,587

210

2,548

205

▲39

▲5

「CHALLENGE Ⅱ 2020」セグメント別計画

今回の中期経営計画「CHALLENGE Ⅱ 2020」の策定にあたっては、先ず当社グループの10年後の目指すべき姿を描きました。10年後はグループ全体売上4,000億円を実現するとともに、ビジネスウェア事業以外の比率を40%まで引き上げ、一本足経営からの脱却を目指していきます。このような方針のもと、今回の中期経営計画「CHALLENGEⅡ 2020」はその実現に向けての基盤作りの3年間と位置づけており、計画の最終年度である2021年3月期には、連結売上高3,000億円、連結営業利益250億円、連結ROE6.3%を達成する計画です。

(単位:億円)

 

2018年3月期実績

2021年3月期計画

3年増減

セグメント名

売上高

営業利益

売上高

営業利益

売上高

営業利益

ビジネスウェア事業

1,887

191

2,025

202

+138

+11

 内 レディス

299

-

350

-

+51

-

 内 法人提携売上

111

-

150

-

+39

-

 内 EC デジタル売上

19

-

33

-

+14

-

カジュアル事業

151

▲8

171

0

+20

+8

カード事業

49

18

54

18

+5

0

印刷・メディア事業

116

3

115

3

▲1

0

雑貨販売事業

159

6

155

5

▲4

▲1

総合リペアサービス事業

125

▲5

174

10

+49

+15

その他

100

0

146

7

+46

+7

 内 飲食事業

79

3

114

7

+35

+4

新規事業

-

-

190

5

+190

+5

調整

▲39

0

▲30

0

+9

0

連結合計

2,548

205

3,000

250

+452

+45

ROE
(除くのれん)

5.0%
(5.5%)

6.3%
(7.0%)

+1.3%
(+1.5%)

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事業の概況

ビジネスウェア事業 〔青山商事(株)ビジネスウェア事業、ブルーリバース(株)、(株)エム・ディー・エス、(株)栄商、服良(株)、青山洋服商業(上海)有限公司〕

紳士服販売事業 売上高構成比率

「洋服の青山」を中心に、紳士服専門店業界NO.1の販売実績を誇る当社グループの中核事業です。
当事業の売上高は1,887億28百万円(前期比100.2%)、セグメント利益(営業利益)は190億64百万円(前期比97.9%)となりました。当事業の中核部門であります青山商事(株)のビジネスウェア事業につきましては、「洋服の青山」を16店舗(内移転5店舗)、「ザ・スーツカンパニー」を10店舗(内7店舗は業態変更による出店(「洋服の青山」1店舗、「ネクストブルー」5店舗、「ユニバーサルランゲージ」1店舗))、レディス専門店「ホワイトザ・スーツカンパニー」を2店舗出店するなど着実な出店を実施するとともに、営業面では、「洋服の青山」において、新CMにカナダ人パフォーマーのTROY JAMES氏を起用し、驚異的な動きでスーツの伸縮性をアピールするなど、機能性を強調したテレビCMや、LINE公式アカウント及び公式インスタグラムの開設、YouTube等へのWEB販促を実施することなどで、新たな顧客の取り込みを図りました。商品面ではブリヂストンのタイヤ技術を応用した『走れる革靴』や、産学協同開発の正しい歩行に導くインソールを採用した『軽快歩行シューズ』など高機能商品の品揃えを強化いたしました。
レディスにつきましては、ミセス向けフォーマルのバリエーションを追加するなど、オケージョンや年齢に合わせた品揃えを強化した結果、好調に推移いたしました。
しかしながら、客数減少によりビジネスウェア事業の既存店売上高は前年同期比97.5%となりました。
なお、今回より「青山洋服商業(上海)有限公司」及び服良(株)の子会社である「上海服良工貿有限公司」をビジネスウエア事業として連結に含めており、「青山洋服商業(上海)有限公司」が、中国で展開しております「洋服の青山」の店舗数は2018年12月末で24店舗であります。

カジュアル事業 〔青山商事(株)カジュアル事業 、(株)イーグルリテイリング〕

カード事業 売上高構成比率

青山商事(株)カジュアル事業は、「キャラジャ」、「リーバイスストア」を、(株)イーグルリテイリングは、米国アメリカンイーグルアウトフィッターズのFC店舗を展開しています。
当事業につきましては、アメカジ市場の低迷等により、売上高は151億45百万円(前期比90.8%)、セグメント損失(営業損失)は8億40百万円(前期はセグメント損失(営業損失)15億56百万円)となりました。

カード事業 〔(株)青山キャピタル〕

カード事業 売上高構成比率

ビジネスウェア事業の販促支援として「AOYAMA カード」等のクレジットカードの発行、管理及びカード会員の獲得を行っています。

当事業につきましては、ショッピング取扱高の増加などから、売上高は49億5百万円(前期比107.7%)、セグメント利益(営業利益)は18億57百万円(前期比139.7%)となりました。なお、資金につきましては、親会社であります青山商事(株)等からの借入と社債の発行により調達しております。

印刷・メディア事業 〔(株)アスコン〕

商業印刷事業 売上高構成比率

販促支援企業としてチラシやDMなど多様な販促サービスを提供しています。
当事業につきましては、売上高は116億2百万円(前期比101.5%)、セグメント利益(営業利益)は2億81百万円(前期比100.7%)となりました。

雑貨販売事業 〔(株)青五〕

雑貨販売事業 売上高構成比率

(株)大創産業のFCとして「ダイソー&アオヤマ 100YEN PLAZA」を展開しています。
当事業につきましては、150円から500円の商品の取扱い増加などにより、売上高は159億39百万円(前期比100.7%)、セグメント利益(営業利益)は6億39百万円(前期比106.1%)となりました。
なお、平成30年2月末の店舗数は118店舗(前期末117店舗)であります。

総合リペアサービス事業 〔(株)ミニット・アジア・パシフィック〕

総合リペアサービス事業 売上高構成比率

アジア太平洋地域において「ミスターミニット」を展開し、消費者に靴修理、鍵複製をはじめとしたサービスを提供しています。
当事業につきましては、出店等により売上高は125億25百万円(前期比106.0%)となる一方、サービス多角化や出店加速などによる事業拡大を図るための先行投資の増加などから、セグメント損失(営業損失)は5億6百万円(前期はセグメント利益(営業利益)1億63百万円)となりました。

その他 〔青山商事(株)リユース事業、(株)glob、(株)WTW〕

その他 売上高構成比率

青山商事(株)リユース事業は(株)ゲオが運営するセカンドストリート及びジャンブルストアのFC店舗を、(株) globは(株)物語コーポレーションが運営する「焼肉きんぐ」等のFC店舗を、(株)WTWは雑貨・インテリアを取り扱う「WTW」、「WTW SURFCLUB」を展開しています。
その他の事業につきましては、「セカンドストリート」を1店舗、「焼肉きんぐ」を4店舗、「ゆず庵」を2店舗、「ダブルティー」を1店舗出店したことなどから、売上高は99億72百万円(前期比128.6%)、セグメント利益(営業利益)は22百万円(前期はセグメント損失(営業損失)79百万円)となりました。

2018年3月31日

代表取締役社長

青山 理