[ 株主の皆様へ ]

青山 理

株主の皆様におかれましては、日頃より青山商事グループに対し、格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
2015年1月に発表した3カ年中期経営計画「CHALLENGE 2017」の2年目の当期につきましては、ミニット・アジア・パシフィック(株)、(株)WTW(ダブルティー)の完全子会社化に伴い、その売上が新たに加わったことなどにより増収となる一方、カジュアル事業の不振などから営業減益となりました。
中期経営計画最終年度となる今期は、引き続きコアビジネスであるビジネスウェア事業の安定成長を図るとともに、カジュアル事業の早期回復を目指してまいります。今後も当社グループは、新たな経営理念である「持続的な成長をもとに、生活者への小売・サービスを通じてさらなる社会への貢献を目指す」の実現に向け、役職員一同心を一つにチャレンジしてまいります。
株主の皆様におかれましては、一層のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

全体の概要

当期の業績について

当期の当社グループの業績は、売上高2,527億77百万円(前期比105.2%)、営業利益は202億10百万円(前期比94.7%)となりました。売上高増加の主な要因は、2015年12月にミニット・アジア・パシフィック(株)を、2016年4月に(株)WTW(ダブルティー)を完全子会社化したことなどによるものです。また、営業利益が減少した主な要因は、主力であるビジネスウェア事業、及びアメリカンイーグルアウトフィッターズを含むカジュアル事業の既存店売上高が低調に推移したことなどによるものです。
中期経営計画における進捗については、売上高は、ビジネスウェア事業やカジュアル事業が計画を下振れる一方、上記2社を完全子会社化したことなどから、+27億円と計画を達成しました。しかしながら、営業利益は、ビジネスウェア事業で▲11億円、カジュアル事業で▲24億円、連結合計では▲23億円と残念ながら計画には届きませんでした。

(単位:億円)

 

2017年3月期中期経営計画

2017年3月期実績

増減

セグメント名

売上高

営業利益

売上高

営業利益

売上高

営業利益

ビジネスウェア事業

1,932

206

1,884

195

▲48

▲11

 内レディス

290

-

286

-

▲4

-

カジュアル事業

210

8

167

▲16

▲43

▲24

カード事業

40

8

46

13

+6

+5

印刷・メディア事業

137

3

114

3

▲23

0

雑貨販売事業

140

3

158

6

+18

+3

総合リペアサービス事業

-

-

118

2

+118

+2

その他

99

▲3

77

▲1

▲22

+2

連結調整額

▲58

0

▲37

0

+21

0

連結合計

2,500

225

2,527

202

+27

▲23

今期の見通しについて

中期経営計画の最終年度となる今期は、出店数不足等によりビジネスウェア事業の業績が当初計画を下回る見込みであることや、収益体質の確立が遅れているアメリカンイーグルアウトフィッターズの現況などから、当初計画の売上高、営業利益ともに下方修正のやむなきに到りました。しかしながら、中期経営計画最終年度として、修正計画達成に向け、ビジネスウェア事業の既存店売上高アップやカジュアル事業の早期黒字化を実現させるべくグループをあげて取組む所存です。
具体的な計画としては、売上高2,607億円(前期比103.1%)、営業利益は225億円(前期比111.3%)と予想しています。主力のビジネスウェア事業においては、新業態であるレディス専門店「ホワイト ザ・スーツカンパニー」の積極的な出店を実施しブランドの浸透を目指すとともに、機能性商品の開発や「EXILE TRIBE(エグザイル トライブ)」を起用した販売訴求、法人提携強化などによる顧客の囲い込み、新規顧客取り込みなどを図っていきます。
また、レディスについては品揃えの強化や売場環境の整備等を実施するとともに、テレビCMや雑誌などを利用した認知度アップを図ることでさらなる売上拡大を目指していきます。

(単位:億円)

 

2018年3月期中期経営計画

2018年3月期修正計画

増減

セグメント名

売上高

営業利益

売上高

営業利益

売上高

営業利益

ビジネスウェア事業

2,070

230

1,923

202

▲147

▲28

 内レディス

320

-

300

-

▲20

-

カジュアル事業

240

11

165

1

▲75

▲10

カード事業

40

8

48

16

+8

+8

印刷・メディア事業

150

5

118

3

▲32

▲2

雑貨販売事業

135

2

160

6

+25

+4

総合リペアサービス事業

-

-

125

▲3

+125

▲3

その他

229

14

104

0

▲125

▲14

連結調整額

▲64

0

▲36

0

+28

0

連結合計

2,800

270

2,607

225

▲193

▲45

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事業の概況

ビジネスウェア事業 〔青山商事(株)ビジネスウェア事業、ブルーリバース(株)、(株)エム・ディー・エス、(株)栄商、服良(株)〕

紳士服販売事業 売上高構成比率

当事業の売上高は1,884億26百万円(前期比100.3%)、セグメント利益(営業利益)は194億64百万円(前期比99.7%)となりました。
当事業の中核部門であります青山商事(株)のビジネスウェア事業につきましては、「洋服の青山」18店舗(内 移転7店舗)、「ザ・スーツカンパニー」3店舗、新業態のレディス専門店「ホワイト ザ・スーツカンパニー」6店舗及びカスタムオーダー店「ユニバーサル ランゲージ メジャーズ」を2店舗出店するなど着実な出店を実施いたしました。
既存店につきましては、「洋服の青山」において、青山グループ1,600店舗突破を記念した『青山祭』の実施や、引き続き「EXILE TRIBE(エグザイルトライブ)」をイメージキャラクターに起用し、スーツ等の機能性を訴求することで、新たな顧客の取り込みを図りました。また、レディスにつきましても、ミセス向けのキャリアスーツやフォーマルなどの品揃えを強化したことなどにより、好調に推移いたしました。こうしたことなどからビジネスウェア事業の既存店売上高は前期比99.1%となりました。

カジュアル事業 〔青山商事(株)カジュアル事業 、(株)イーグルリテイリング〕

カード事業 売上高構成比率

中核部門であります(株)イーグルリテイリングにおいて、「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」を6店舗出店いたしましたが、円安に伴う値上げ影響による客数減や、過剰在庫の処分を実施したことなどから、売上高は166億84百万円(前期比96.4%)、セグメント損失(営業損失)は15億56百万円(前期はセグメント損失(営業損失)26百万円)となりました。

カード事業 〔(株)青山キャピタル〕

カード事業 売上高構成比率

ショッピング収入の増加などから、売上高は45億54百万円(前期比110.8%)、セグメント利益(営業利益)は13億29百万円(前期比138.8%)となりました。

なお、資金につきましては、親会社であります青山商事(株)等からの借入と社債の発行により調達しております。

印刷・メディア事業 〔(株)アスコン〕

商業印刷事業 売上高構成比率

既存取引先の受注減などにより、売上高は114億30百万円(前期比97.7%)となる一方、印刷用紙など原材料価格の低下などにより、セグメント利益(営業利益)は2億79百万円(前期比171.9%)となりました。

雑貨販売事業 〔(株)青五〕

雑貨販売事業 売上高構成比率

高額商品(150~500円)の取扱い増加などにより、売上高は158億22百万円(前期比102.3%)、セグメント利益(営業利益)は6億2百万円(前期比111.3%)となりました。
なお、2017年2月末の店舗数は117店舗(前期末119店舗)であります。

総合リペアサービス事業 〔(株)ミニット・アジア・パシフィック〕

総合リペアサービス事業 売上高構成比率

売上高は118億15百万円(前期比410.8%)、のれん償却を含めたセグメント利益(営業利益)は1億63百万円(前期比221.7%)となりました。

その他 〔青山商事(株)リユース事業、(株)glob

その他 売上高構成比率

当社は、2016年4月1日付で、雑貨・インテリアショップを運営する(株)WTW(ダブルティー)の全株式を(株)バルスより取得し、完全子会社化いたしました。これに伴い(株)WTWを「その他」セグメントへ新たに追加しております。
上記のとおり(株)WTWを完全子会社化したことや、(株)globにおいてFC展開しております「焼肉きんぐ」3店舗、及び「ゆず庵」7店舗を出店したことなどから、売上高は77億54百万円(前期比166.2%)となる一方、(株)WTWにおけるのれん償却や、(株)globにおける出店経費等の増加などから、セグメント損失(営業損失)は79百万円(前期はセグメント利益(営業利益)81百万円)となりました。

2017年3月31日

代表取締役社長

青山 理