大学生1年時よりTHE SUIT COMPANY（TSC）でアルバイトとして勤務。父親と同じく洋服を仕事にしたいと思い、その基盤を作る為に働き始め、メンズクラシックファッションにのめり込みました。他店舗のスタートと共にアルバイトとして異動、素晴らしい生地や仕立て、こだわりのある商品が高品質で低価格であることに感動し、もっとこのブランドを日本に広めたいという思いから、社員になることを決意し青山商事へ入社しました。

入社から現在までUNIVERSAL LANGUAGE（UL）業態一筋で、関西エリアを経験後カスタムオーダー事業の立ち上げメンバーとして都内へ異動し、UNIVERSAL LANGUAGE MEASURE'S（ULM）銀座本店、三丁目店と銀座を中心にカスタムオーダー事業の発展に尽力しました。4年目にはサブマネジャー、7年目にはULM銀座三丁目店のオープニングマネジャー、ULM銀座本店移転開店の今期10年目にシニアマネジャーとなり現在もULM発展に力を尽くしています。
ULM業態の立ち上げメンバーとして働いてきた中で、入社7年目にはULM銀座本店とULM旗艦店のマネジャーを任せて頂いた事で、もっともっとこのブランドを大きくしていきたいという思いがさらに大きくなりました。その中でシニアマネジャーとしてブランドを背負いULMを日本中に拡大したい思いから現職を目指し、入社10年目の今年シニアマネジャーに昇格することが出来ました。

シニアマネジャーとして事業の売上や利益化は勿論のことですが、今までオーダー事業の中心として会社に携わってきて、このオーダー事業が会社の今後の発展に欠かせないと感じています。自店舗だけでなく、エリア内や業態関係なくオーダーの素晴らしさや楽しさ、接客の難しさ、やりがいなどを伝えながらオーダー事業を発展させていきたいです。8年間銀座に勤務していましたが、この夏に地元の大阪に戻ってきました。お客様の中には大阪出張やご旅行も兼ねて、遠方からわざわざ訪ねてオーダーしてくれるお客様も多くいらっしゃいます。オンラインショップで服が買える時代にお客様にご指名いただけることは、自身にとって一番のやり甲斐だと感じています。

ULMのブランドは2016年にスタートし、まだまだ成長途中のブランドです。一からブランドを作り上げる過程に自分が携われていることに非常にやりがいを感じます。またシニアマネジャーとしてブランディングや方向性を決める場にも立ち会えるので、難しい局面や難しい判断もありますが、事業の成長に大きく繋がっていると実感できるところにも大きなやりがいを感じています。

マネジャーの業務は社員教育や売上管理、商品在庫管理、ブランディングなど多岐に渡りますが、大変だと感じたことはありません。むしろ自分が好きな洋服を仕事にできており、好きなことが仕事になっている事の喜びの方が大きいですね。
日々大切にしているのが、『お客様ご本人よりお客様のことを想う接客を心掛ける』ことです。シニアマネジャーとして全体を見る立場になっても誰よりもお客様の近くでお客様に寄り添うことを大切にしています。これは今後どんな立場、役職になっても変わることないと思います。
オーダーはお客様の情報を聞き出す傾聴力、寄り添う力が非常に重要です。ビスポーク（オーダースーツ）=be-spokenからできた言葉にもあるように、お客様としっかり話し合いながらお客様にとってベストなものを一緒に作り上げます。
また、レジにいくことがゴールではなく、お客様が私の仕立てたスーツを着て出かけて、誰かに褒めらることをゴールにしています。お客様と長いお付き合いをすることをずっと心掛けています。