学生時代は居酒屋のホールスタッフでアルバイトを行っていました。お客様と接して会話をする機会が多く、人と人との繋がりの中で生まれる関係性の中で新しい発見や価値観が生まれる事の大切さや面白さを学ぶことが出来ました。また元々ファッションが好きで学生時代は海外向けのファッション雑誌に掲載して頂いたり、スナップ撮影などで各種媒体に掲載頂いた経験もあります。就職活動ではファッションと接客、自己成長が出来る企業を選択し就職活動を行っていました。
その中でスーツ業界を受けてみようと思い、青山商事のインターンシップに参加しました。社員との話や会社説明を通して、自己成長が出来る会社であり、業界No.1企業として実績や認知度があるのはもちろん風通しの良い素敵な会社だと強く思ったため入社を決めました。入社時はスーツの知識が全くない状況だったので不安は大きかったですが、先輩方からの教育やOJTを進めていく中で少しずつ自信が持てるようになり接客がより楽しくなりました。お客様のTPOを確認しながら期待以上のご案内を行い、感動体験をして頂く事を目標に日々ご案内をすることで、入社2年目では同期の中で全国1位の販売実績を残すことができました。
入社時の目標は、店長になって1店舗をマネジメントする事でした。私は店舗での経験値を増やして様々な知識と経験を積んだうえで今後のキャリアビジョンを構築したいと思っていたので、まずは店舗責任者である店長を目指しました。その中で人材開発部の方々とリクルーター活動を通じて関わったり、新規立ち上げブランドのサイネージモデルに起用して頂いたりと様々な経験が活かされ現職に繋がっていると感じています。

店長職のやりがいをを強く感じるのは「スタッフの成長を実感できた時」、「お客様から感謝の言葉を頂いた時」、「店舗計画を達成した時」の3つです。スタッフ成長は、人それぞれ向き不向きがある中で改善を図ろうとしている姿や周りをフォローしている姿を見た際に感じ、その嬉しさは店長になってより強く感じるようになりました。
また、お客様から「ありがとう」の言葉を頂いた際は、お客様に感動満足度の高いお買い物をして頂けたことの裏付けだと考えています。顧客様となって定期的に足を運んで頂き、顔と名前が一致する関係性を築けた時には非常に嬉しい気持ちになります。そして計画達成した際ですが、店舗の全員が笑顔になりますし、会社に貢献することが出来たという自信にも繋がります。何よりマネジメントは店長職の醍醐味だと思っており自分自身の努力や工夫が結果に結びついた時の喜びが非常に大きいです。

仕事をする上で大切にしているのは、「素直でいること」です。これは”店長だから”ではなく社会人全般に言える事だと思います。自分が思ったこと、違和感を感じたこと、不安に思うことは素直に上司に相談する。ミスをしてしまったら隠そうとせず素直にありのままを報告する。周りのスタッフとの人間関係でも素直な気持ちでお互いが言い合い切磋琢磨できる環境をつくる。挙げていくときりがないですが、簡単に見えていざ行動に起こすと難しい項目です。私の経験上、活躍されている方は皆さん共通して素直さを持たれています。企業成長の観点からも同じことが言えると思います。会議や集合研修などでも体裁ばかりを気にしていては新しいアイデアや価値観、施策は生まれにくいです。自分の考えや思いを形にするには素直な気持ちで意見の交換を行い新しい価値観を創出する事が大切です。