株主の皆様へ

青山 理

株主の皆様におかれましては、日頃より青山商事グループに対し、格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。また、新型コロナウイルス感染症に罹患された方々には心よりお見舞い申し上げるとともに、感染症の拡大防止、収束に向けてご尽力をいただいている皆様に、深く感謝申しあげます。
当社グループを取り巻く環境は、2020年4月に新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が発出されて以降、感染者数が増加・高止まりする局面では、飲食業や旅行宿泊業をはじめとした対面型サービスを中心に個人消費や民間投資が急激に落ち込み、極めて厳しい状況で推移いたしました。当社グループの業績面におきましては、今もなお、先行きが不透明な環境が続いており、事業構造改革を進めるために不採算店舗の統廃合、希望退職の募集を実施いたしましたが、結果として2期連続となる赤字決算となりました。

このような経営環境下であることを熟考の末、誠に遺憾ながら期末配当を無配とさせていただきました。株主の皆様に深くお詫び申しあげます。
今後、青山商事グループがお客様から支持され、持続的成長を実現していくためには、ビジネスを軸としてお客様に向き合い、事業・商品・サービスを推進する各組織が自立・協働して、グループで成長を目指していくことが重要であると認識しております。この目指すべき姿の実現に向けて、2024年3月期を最終年度とする、新中期経営計画『Aoyama Reborn 2023』を2021年3月に策定いたしました。
今回の中期経営計画は、目指すべき姿の実現のための基盤作りの3年間と位置づけており、計画の最終年度には、連結売上高2,000億円、連結営業利益110億円を達成する計画であります。
株主の皆様におかれましては、今後も一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。

全体の概要

当期の業績について

当社グループの業績は、売上高1,614億円(前期比74.1%)、営業損失144億円(前期は営業利益8億円)となりました。主にビジネスウェア事業や総合リペアサービス事業において、第1四半期に店舗の臨時休業や時間短縮営業を実施したことなどにより売上高が減少いたしました。この結果、当期の当社グループにおける業績は以下のとおりとなりました。

(単位:百万円)

 

2021年3月期実績

前期比増減

セグメント名

売上高

営業利益

売上高

営業利益

ビジネスウェア事業

109,855

▲15,778

▲43,445

▲16,092

カード事業

4,875

2,083

▲404

▲162

印刷・メディア事業

11,518

▲354

▲898

▲310

雑貨販売事業

16,433

645

805

59

総合リペアサービス事業

9,173

▲716

▲3,014

▲239

フードサービス事業

9,101

181

▲1,020

▲396

その他

3,788

▲521

▲8,886

1,938

連結調整額

▲3,340

56

571

▲18

連結合計

161,404

▲14,404

▲56,292

▲15,223

事業の概況

ビジネスウェア事業 〔青山商事(株)ビジネスウェア事業、ブルーリバース(株)、(株)エム・ディー・エス、(株)栄商、服良(株)、青山洋服商業(上海)有限公司〕

紳士服販売事業 売上高構成比率

「洋服の青山」を中心に、紳士服専門店業界No.1の販売実績を誇る当社グループの中核事業であります。
当事業の売上高は1,098億55百万円(前期比71.7%)、セグメント損失(営業損失)は157億78百万円(前期はセグメント利益(営業利益)3億14百万円)となりました。当事業の中核部門であります青山商事(株)のビジネスウェア事業につきましては、政府による外出自粛や接触機会7~8割削減等の要請を踏まえ、お客様並びに従業員の健康と安全確保、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、第1四半期において、臨時休業や時間短縮営業を実施したことなどにより、ビジネスウェア事業の既存店売上高は前年同期比73.8%となりました。
主力アイテムでありますメンズスーツの販売着数は前期比73.9%の1,182千着、平均販売単価は前期比94.0%の25,472円となりました。

カード事業 〔(株)青山キャピタル〕

カード事業 売上高構成比率

「AOYAMAカード」等のクレジットカードの発行、管理及びカード会員の獲得を行い、ビジネスウェア事業の販促支援を行っております。
当事業につきましては、外出自粛要請、営業自粛要請等に伴う消費マインドの冷え込みなどから、ショッピング及びキャッシング収入が減少したことなどにより、売上高は48億75百万円(前期比92.3%)、セグメント利益(営業利益)は20億83百万円(前期比92.8%)となりました。資金につきましては、親会社であります青山商事(株)等からの借入と社債の発行により調達しております。なお、2021年2月末の有効会員数は422万人であります。

印刷・メディア事業 〔(株)アスコン〕

商業印刷事業 売上高構成比率

全国の流通小売業を中心顧客に、販促支援企業として多様なサービスを提供しております。
当事業につきましては、主な取引先である流通小売業からの受注が減少したことなどにより、売上高は115億18百万円(前期比92.8%)、セグメント損失(営業損失)は3億54百万円(前期はセグメント損失(営業損失)43百万円)となりました。

雑貨販売事業 〔(株)青五〕

雑貨販売事業 売上高構成比率

(株)大創産業と販売代理店契約を締結し、100円ショップ「ダイソー」を展開しております。
当事業につきましては、衛生用品や日用品等の購入を中心に客数及び客単価が増加したことなどにより、売上高は164億33百万円(前期比105.2%)、セグメント利益(営業利益)は6億45百万円(前期比110.1%)となりました。

総合リペアサービス事業 〔(株)ミニット・アジア・パシフィック〕

総合リペアサービス事業 売上高構成比率

アジア太平洋地域において「ミスターミニット」を展開し、靴修理、鍵複製をはじめとしたサービスを提供しております。
当事業につきましては、海外の店舗においてロックダウンの影響を受けたことや、国内においても、第1四半期に店舗の臨時休業や時間短縮営業を行ったことなどにより、売上高は91億73百万円(前期比75.3%)、セグメント損失(営業損失)は7億16百万円(前期はセグメント損失(営業損失)4億76百万円)となりました。

フードサービス事業 〔(株)globフードサービス事業〕

フードサービス事業 売上高構成比率

(株)globフードサービス事業は(株)物語コーポレーションが運営する「焼肉きんぐ」及び「ゆず庵」のFC店舗を展開しております。
当事業につきましては、時間短縮営業を行ったことなどにより、売上高は91億1百万円(前期比89.9%)、セグメント利益(営業利益)は1億81百万円(前期比31.4%)となりました。

その他 〔青山商事(株)カジュアル事業、青山商事(株)リユース事業、(株)WTW、(株)globその他事業、(株)カスタムライフ〕

その他 売上高構成比率

青山商事(株)カジュアル事業はリーバイ・ストラウスジャパン(株)が運営する「リーバイスストア」のFC店舗を、青山商事(株)リユース事業は(株)ゲオが運営する「セカンドストリート」及び「ジャンブルストア」のFC店舗を、(株)globその他事業は(株)Fast Fitness Japan が運営する「エニタイムフィットネス」のFC店舗をそれぞれ展開しております。(株)WTWは雑貨・インテリアを取り扱う「WTW」を展開しております。(株)カスタムライフはWebメディア事業を展開しております。
その他の事業につきましては、売上高は37億88百万円(前期比29.9%)、セグメント損失(営業損失)は5億21百万円(前期はセグメント損失(営業損失)24億60百万円)となりました。なお、青山商事(株)カジュアル事業で展開しておりました「リーバイスストア」につきましては、2021年3月31日をもってリーバイ・ストラウスジャパン(株)とのフランチャイズ契約を終了いたしました。また、(株)SYGは経営の効率化を図るため、(株)カスタムライフを存続会社とする吸収合併を2021年3月1日付で実施いたしました。

2021年3月31日

代表取締役社長

青山 理